保険診療
虫歯治療


虫歯は、お口の中にいるむし歯菌が、食べ物や飲み物の糖分をエサにして酸をつくり、その酸が歯を少しずつ溶かしていく病気です。
いったん穴があいてしまうと自然に元通りになることはなく、時間とともに歯の深い部分(神経)へと進んでいきます。
「まだ我慢できるから」と様子を見ているうちに、神経の治療や大がかりな処置が必要になることもあります。

食事中や噛んだときに、歯がズキッと痛むことがある
冷たい飲み物・甘いものがしみる
鏡で見ると、歯の一部が黒くなっている
以前つめたところ・かぶせたところの周りがしみる
口の中に違和感はあるけれど、どの歯かよくわからない
痛みはあるのに、忙しくてなかなか歯医者に行けていない
ひとつでも心当たりがあれば、虫歯が進んでいる可能性があります。
「今さら行きにくい」「怒られそうで不安」というお気持ちがあっても大丈夫です。
ぜひ一度当院へご相談ください。
虫歯になりやすさは、体質だけでなく毎日の習慣でも変わります。
甘いお菓子やジュース、缶コーヒーをよく飲む方や、夜遅い時間の食事・ダラダラ食べが多い方、歯並びが重なっていて磨きにくい方は、とくに虫歯ができやすい状態になりがちです。こうした生活が続くと、どうしても磨き残しが増え、気づかないうちに虫歯が進んでしまうことがあります。
そのため定期的に歯医者で虫歯チェックとクリーニングを受けておくと、小さな虫歯のうちに見つけやすく、治療回数や削る量も少なく済みやすくなります。


虫歯は、「むし歯菌」「糖分」「歯みがきの残り」「歯の質や唾液の力」など、いくつかの条件が重なって起こります。
むし歯菌は、歯の表面についた歯垢(プラーク)の中で増え、食べ物や飲み物の糖分をエサにして酸をつくります。
この酸が少しずつ歯の表面を溶かしていくのが、虫歯の始まりです。
夜遅い食事が続いたり、コーヒーやジュースを少しずつ飲み続けたり、疲れていて歯みがきが短時間で済ませるなど、こうした生活が積み重なると、どうしても虫歯になりやすい環境になってしまいます。

虫歯は、一気に悪くなるのではなく、少しずつ段階を追って進んでいきます。どの段階でも、まずは今の状態を知ることが大切です。
現在の進行度を確認したうえで、「これ以上悪くしないために何ができるか」を一緒に考えていきましょう。

C0最初期:脱灰
歯の表面が白っぽく濁って見える段階です。穴はあいておらず、痛みもほとんどありません。

C1初期:エナメル質の虫歯
歯の外側の硬い層(エナメル質)が溶けて、小さな穴があいてきます。

C2中期:象牙質まで進んだ虫歯
内側の象牙質まで進むと、冷たい物や甘い物で「キーン」としみたり、噛んだときにズキッと痛むことが増えてきます。

C3後期:神経まで達した虫歯
歯の中の神経にまで進行すると、何もしていなくてもズキズキ痛んだり、夜眠れないほど強い痛みが出ることがあります。

C4末期:歯根まで達した虫歯
歯根だけが残った状態で、膿や骨への影響が見られることがあります。抜歯が必要となり、補綴治療(入れ歯、ブリッジ、インプラント)を行います。

「治療の痛みが怖い」「キーンという音が苦手」という方のために、当院ではレーザーを使った治療も行っています。
レーザーはドリルに比べて音や振動が少なく、必要な部分だけに当てやすいのが特徴です。
歯ぐきの治療では、出血や腫れを抑えやすい面もあります。
麻酔とあわせて使用することで、できるだけ痛みを感じにくい状態で治療を進められるよう配慮しています。


歯は、一度削ってしまうと元には戻りません。外側の「エナメル質」は、噛む力や摩耗から歯を守る大切な壁のような部分です。
当院では、虫歯になっているところをしっかり見極めて、必要な部分だけをできるだけ少なく削ることを心がけています。
健康な歯や神経、歯の根をできるだけ残し、少しでも長くご自分の歯で噛めるように治療していきます。
カリエスチェックは、虫歯になっている部分を色で教えてくれる専用のお薬を使ったチェック方法です。
虫歯で柔らかくなっているところは色が付きやすいため、「どこまで削ればいいか」を判断しやすくなり、虫歯をしっかり取り除きながら、健康な歯を削りすぎないように治療できます。

虫歯の原因となる細菌の働きを抑える薬剤が入ったセメントです。
歯の状態によっては、すべてを大きく削らなくても、このセメントを使うことで、神経に近い部分の歯をできるだけ残せる場合があります。
「神経はできるだけ残したい」「自分の歯を長く保ちたい」とお考えの方には、治療の選択肢のひとつとして、丁寧にご説明します。

歯の根元近くまで虫歯が進んでしまったり、深い位置で歯が欠けてしまったときに、歯を少しずつ引き上げて残すことを目指す治療です。
本来なら抜歯が必要な状態でも、時間をかけて歯を引き上げ、歯ぐきの上に十分な歯の部分を出してから被せ物で整えられる場合があります。


お口全体を確認し、必要に応じてレントゲンを撮影します。
虫歯の場所・深さを把握し、治療方法と通院回数の目安をその場でお伝えします。



麻酔で痛みを抑えながら、虫歯になった部分だけをていねいに取り除きます。
健康な歯をできるだけ残すことを意識して削ります。


削った部分に、詰め物や被せ物を入れて形と噛む機能を回復させます。
保険・自費など、材料は説明したうえで一緒に選びます。


噛み合わせや段差を細かく調整します。
「噛みにくい」「当たる感じがする」などがあれば、その場で微調整します。


治療後も、再発やほかの歯の虫歯を防ぐために定期健診を行います。
新しい虫歯のチェックとクリーニングで、お口の状態を保てるようサポートします。

根管とは、歯の内部に位置し、「歯髄(しずい)」と呼ばれる神経や血管が通っている部分です。
歯髄は、歯に栄養や水分を供給する重要な役割を担っています。しかし、虫歯の原因となる細菌が歯髄に侵入すると、歯がズキズキと痛んだり、顔が腫れるといった症状が現れます。この状態は自然に治ることはなく、放置すると歯の内部や顎の骨が溶ける恐れがあります。根管治療とは、歯の内部に入り込んだ細菌を除去し、痛みや腫れを改善するための治療法です。

口腔内の検査、痛い歯だけでなくすべての歯の状態を確認します。
その後、部分的なレントゲンと全体的なレントゲンを撮影します。必要に応じて、CT(断層)撮影します。


検査結果を基に、現在の状況や必要な治療内容についてご説明します。また、治療にかかる期間や費用についても詳しくお伝えします。



腫れや痛みがある場合には、消炎処置を行い症状を緩和します。


初回の根管治療では、根管内の神経や感染部分を徹底的に清掃し、細菌を除去します。
その後、薬剤を使用して根管内を洗浄・殺菌します。
治療後は仮歯を装着してその日の治療を終了します。次回の予約は、症状の変化を確認するために1週間ほど間隔を空けて設定します。


症状を確認し、膿や炎症がないことを確認した後、根管の先端まで隙間なく薬剤を詰めます。


虫歯の大きさ、形によってを取って金属の土台を立てたり、樹脂で立てたり、ガラス繊維で作られたファイバーポストを立てます。


症状に応じて、仮歯で数日から数か月おいて、その後レントゲン検査と歯の診査をし、判断します。


歯の内部に細菌が再侵入しないよう、土台となる歯との適合性に細心の注意を払いながら被せ物を製作します。
完成した被せ物を調整して装着し治療を終了します。
被せ物を作る際に気をつけるポイント
補綴物や充填物が歯牙に完全にフィットしていない場合、虫歯が再発する原因となる可能性があります。より精度の高い補綴物を製作するために、自費診療では印象採得時に歯肉を特別な糸で圧排して精密な型取りを行っています。


歯の一部を修復するための詰め物で、耐久性や審美性に優れた素材を取り扱っています。
保険適用の金属素材で、耐久性が高く、腐食に強い特性があります。
長期間にわたり安定した使用が可能で、奥歯など噛む力が強くかかる部分に適しています。
保険適用の金属素材で、加工が容易で柔軟性に優れています。
価格が比較的安価で、広く使用されていることから信頼性も高い素材です。
樹脂とセラミックを組み合わせた素材で、自然な見た目と手頃な価格が特徴です。
セラミック素材で、透明感があり自然な仕上がりになります。審美性を重視したい方におすすめです。
噛み合わせへの負担が少なく、耐久性が非常に高い素材です。奥歯の治療に最適です。

歯を全体的に覆う修復方法で、見た目や機能を長く保つために選ばれます。
セラミック製で、透明感が高く、自然な歯に近い仕上がりになります。前歯や見た目を重視する治療に適しています。
セラミックや樹脂を使用した被せ物で、審美性と機能性を兼ね備えています。保険適用の場合もあります。
金属フレームの上にセラミックを焼き付けた素材です。強度が高く、奥歯やブリッジにも適しています。
保険適用の金属素材で、耐久性が高く、腐食に強い特性があります。
長期間にわたり安定した使用が可能で、奥歯など噛む力が強くかかる部分に適しています。
保険適用の金属素材で、加工が容易で柔軟性に優れています。
価格が比較的安価で、広く使用されていることから信頼性も高い素材です。
保険適用の金属素材で、加工が容易で柔軟性に優れています。
価格が比較的安価で、広く使用されていることから信頼性も高い素材です。

所在地
〒328-0071 栃木県栃木市大町1-10

交通機関
東武日光線・東武宇都宮線 新栃木駅から徒歩8分

駐車場
12台

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